看護師お悩み相談

転職サイトに登録したら電話が止まりません。無視したら不利になりますか【看護師のお悩み相談】

続く着信への対応を考える看護師と向かい合う二つの吹き出しのイラスト

相談内容

どんな求人があるのか見てみたいだけのつもりで、転職サイトに登録しました。すると登録した当日から電話がかかってきて、出られずにいたら別の番号からも着信があり、SMSも何通か届いています。まだ転職すると決めたわけでもないのに、こんなに連絡が来るとは思っておらず、正直少し怖くなっています。ただ、このまま無視し続けたら要注意人物のような扱いになって、いざ本当に転職したいときに不利になるのではと不安です。担当してくださる方に失礼な気もして、退会するのも気が引けます。夜勤明けで寝ているときに着信で起こされたこともあり、スマホを見るのが憂うつになってきました。そもそも、見るだけのつもりで登録した私が軽率だったのでしょうか。どう対応するのが正解なのか教えてください。

※ 相談内容は、よく寄せられる悩みをもとに編集部で再構成したものです

編集部の回答(結論)

登録直後の電話は業務フロー上ほぼ例外なく来るもので、あなたの登録が軽率だったわけではありません。出なくても不利になることは基本的になく、求職者はサービスにとって顧客側です。メール連絡の希望をはっきり伝える、担当を変える、退会する——対応はいつでもこちらの側で選べます。

登録した当日から着信が続けば、身構えてしまうのは自然な反応です。ただ、最初にお伝えしたいのは、この電話の多さはあなたの登録の仕方とはほぼ関係がない、ということ。仕組みを知れば、怖がる必要も、律儀にすべて応じる必要もないことが見えてきます。

登録直後の電話は「仕組み」で来る

転職サイトの多くは、登録があると担当者が早い段階で連絡を取る業務フローになっています。つながらなければ時間帯や番号を変えてかけ直し、SMSも併用する。登録した側からは執拗に見えますが、担当者側では標準的な初回対応であることが多いのです。

背景には収益構造があります。看護師向けの転職サイト・エージェントの多くは、紹介した求職者が入職すると医療機関側から報酬を受け取る成功報酬型です。登録者と早く接点を持ち、転職の意向を確認するところが業務の起点になるため、初回連絡はほぼ例外なく来ると考えておいたほうが実態に合います。

別の番号から着信があるのも、担当者の直通番号と代表番号を使い分けていたり、複数の部署から連絡していたりするためで、特別な扱いをされているわけではありません。つまり電話が多いのは、あなたが何かを間違えたからではなく、業界の構造がそうなっているからです。

無視しても「不利」には基本的にならない

出ないと目をつけられて、いざというとき紹介してもらえないのでは——という不安をよく聞きますが、この心配はほぼ不要です。

先ほどの構造を思い出してください。成功報酬型のビジネスにおいて、求職者は「入職して初めて報酬が発生する相手」、つまり顧客側です。連絡のつかない登録者への架電はいずれ止み、社内での優先度が下がっていくだけです。後日あらためて利用したくなったときに、過去に電話へ出なかったことを理由に紹介を断られる、といった扱いは考えにくいと言えます。

「担当者に失礼では」という気持ちも、いったん脇に置いて大丈夫です。相手は業務として連絡しています。応答するかどうか、どの手段で連絡を受けるかは、利用者の側が決めてよいことです。

対応は段階で考える

いまの状態から抜け出す手順を、負担の軽い順に並べます。

最初の一手は、連絡手段の希望をはっきり伝えることです。電話に一度だけ出るか、SMSやサイト内メッセージへの返信で構いません。

「現在は情報収集の段階で、転職時期は未定です。お電話ではなくメールでのご連絡をお願いします。求人のご提案もメールでいただければ拝見します」

この程度で十分です。まともに運営されているサービスであれば、これで電話は止まるか大きく減ります。

電話に出てしまったときの断り方も用意しておきましょう。初回連絡では、希望条件の確認とあわせて面談やヒアリングの日程を提案されることがあります。その場で決める必要はありません。「まだ情報収集の段階なので、面談は考えていません。今後の連絡はメールでお願いします」と伝えれば、それ以上押し込まれる筋合いはないのです。丁寧に、しかし明確に線を引くことが、結果的にお互いの時間を守ります。

それでも電話が続くなら、担当変更を申し出るか、問い合わせ窓口から連絡方法の改善を依頼します。担当変更は珍しい依頼ではなく、気まずく思う必要はありません。

改善されない場合は、退会して構いません。退会手続きはサイト上やメールで完結できることが多く、電話での引き止めが嫌なら、その旨を書き添えれば足ります。着信拒否も、迷惑だと感じる連絡から自分を守る正当な選択肢です。あわせて、登録時に同意した個人情報の取り扱いが気になる場合は、退会時に登録情報の削除を依頼できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。

情報収集の段階で登録するなら

「見るだけのつもりで登録した自分が悪かったのか」と考える必要はありません。多くのサイトが、登録しないと求人の詳細を見られない作りになっています。情報収集目的の登録は、ごく普通の使い方です。

そのうえで、次に登録するときにできる工夫はあります。転職希望時期の欄では「未定」「1年以内」など幅のある選択肢を選ぶ。備考欄があれば「連絡はメール希望」と書いておく。電話に出られる時間帯を限定して伝える。これだけで、初回対応の温度はかなり変わります。

電話のやり取り自体を避けたい時期なら、登録を前提としない情報収集の経路もあります。ハローワークの求人検索、医療機関の採用ページ、看護協会が運営する無料職業紹介などです。民間サービスと情報の性質は異なりますが、「まず相場観をつかみたい」段階の入り口としては十分に使えます。

振り回されずに、道具として使う

電話への対処が済んだら、次は「使うかどうか、どう使うか」を自分で決める番です。エージェントは、希望条件の整理や自分では見つけにくい求人の紹介など、使い方次第で役に立つ道具になります。連絡の窓口をこちらの条件で開き直せたなら、すでにその第一歩は踏み出せています。大事なのは主導権を渡さないこと。サービスの選び方や担当者との付き合い方は、看護師転職サイト・エージェントの選び方と使い方|登録前に知っておきたいことで詳しく整理しています。

同じ状況にいる方へのチェックリスト

  • 電話攻勢は仕組みの問題であり、自分の落ち度ではないと整理できたか
  • 連絡手段の希望(メール限定・時間帯の指定)を一度はっきり伝えたか
  • 転職時期が未定であることを伝えたか
  • 改善されない場合の次の手(担当変更、その次に退会・着信拒否)を決めているか
  • 今後登録するときの工夫(希望時期の書き方・備考欄の活用)を把握したか

サービスの運用や連絡方針に関する記載は一般的な説明です。詳細は各サービスの利用規約や案内をご確認ください。

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白衣キャリア編集部

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